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Landscapes by the roadside

路傍学会


橋のLandscape 17

千代田区三崎町・文京区本郷 水道橋
   水道橋①名所江戸百景
 これは、大きな黒い鯉のぼりで有名な、名所江戸百景の「水道橋駿河台」の一部分である。駿河台の地名は、家康が江戸入府の際に連れてきた駿河の武士を住まわせたことに由来するという。鯉の尾びれの横に描かれているのは水道橋である。昨年1011日号で報告した昌平橋の上流に架かる橋である。この橋の下流に神田上水が神田川を越える懸樋があったため、水道橋と名付けられたという。
  水道橋②東京都水道歴史館
 神田上水の懸樋を知りたくて東京都水道歴史館を訪ねた。2階の展示室に上がると正面に広重の「東都名所 御茶之水之図」がある。これが神田上水を渡す懸樋である。懸樋の下で釣りに興じる人々が描かれている。上水を通すだけに両岸は柵が厳重に巡らせてある。
  水道橋③東京都水道歴史館
 懸樋の模型も展示されていた。やはり厳重に守られていることがわかる。
  水道橋④外堀通り
 これは手元にあった江戸切絵図の駿河台・小川町図である。下方中央に「上水樋」とある。これが懸樋である。
  水道橋⑤外堀通り
 場所もわかったので現地に向かう。外堀通りの緩やかな坂を下って行く。
  水道橋⑥
 途中、震災復興公園である元町公園を右手に見ながら進むと、神田上水懸樋(掛樋)跡の碑が現れた。明治34年まで、江戸・東京の市民に水を供給し続け、日本最古の都市水道として大きな役割を果たした、とある。この辺りに樋があったのだ。
  水道橋⑦
 現在の水道橋である。右岸が千代田区三崎町、左岸は上流側が文京区後楽、下流側が同区本郷となる。昭和63年の架橋である。画面中央の奥はJR水道橋駅である。
  水道橋⑧
 欄干には江戸名所図会のレリーフがはめ込まれている。絵柄は良く見えない。
  水道橋⑨江戸名所図会 
 この図がレリーフとなった江戸名所図会である。懸樋の奥に見える橋が水道橋である。
  水道橋⑩
 水道橋を渡り、千代田区側の懸樋跡を探しに行った。上の江戸切絵図にも記されている「サイカチ坂」の途中に「神田上水懸樋跡」の解説板が建っていた。鉄道建設の際に遺構などは失われたのであろう。
  水道橋⑪ 
 サイカチ坂をもう少し上ると、線路越しに先ほどの文京区側の懸樋跡の碑が見えた。
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