Landscapes by the roadside

路傍学会


青面金剛のLandscape 166

三郷市茂田井 茂田井熊野神社
   田茂井熊野神社①
 三郷市茂田井の路傍、茂田井熊野神社前である。幟立に「無量」の文字が見えるが、ブロック塀で見えない手前の幟立には「神徳」の文字がある。奥に見える鳥居は安永年間に奉納されたものである。
  田茂井熊野神社②
 提灯を吊り下げた叉木は、幟立のような構造の石に建っている。常に固定されているのだろうか。
  田茂井熊野神社③
 社殿の右手奥には石碑群がある。中央にある大きな石碑は三峯大権現である。ほかに雷電社、井戸水神宮などがある。この石碑群の右側に青面金剛がある。
  田茂井熊野神社④
 小振りな六臂の合掌像である。側面には安永年間の紀銘年が刻まれている。右に見えるものは何だろう。下部に三猿が見える。その上には「尊」の文字がある。青面金剛尊だろうか。周囲にそれらしい石片は無かった。
  田茂井熊野神社⑤
 小太りでちんまりした邪鬼である。三猿は見えない。台石に彫られていたのだろうか。
  三郷二丁目①
 三郷駅に向かう途中、三郷市三郷二丁目の路傍で祠を見つけた。
  三郷二丁目②
 正面から見てみると青面金剛が祀られていた。
  三郷二丁目③
 ショケラ持ちの六臂の剣人像である。彫りの深い像である。紀銘年は側面に彫ってあるのだろうか、不明である。
  三郷二丁目④
 邪鬼と三猿である。邪鬼は隆々として力強い。こうした思いがけない出会いが街歩きの醍醐味である。
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  2. 青面金剛
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路傍祠のLandscape 19

大田区南馬込 長遠寺
    長遠寺①
 大田区南馬込五丁目の路傍、長遠寺の門前である。
  長遠寺②
 門前の祠の中央に青面金剛が祀られている。ショケラ持ちの六臂の剣人像だと思うのだが、ショケラを持つのは右手である。ショケラも立っているように見える。また、左手に持っている剣も小さい。独特な像である。右の像には寛政の文字が見えるが、風化が激しく何の像なのか不明であるが、馬頭観音かもしれない。原型をとどめていない左の像は何だろう。
  長遠寺③
 一邪鬼、二鶏、三猿である。邪鬼は小さくいじけている。不聞猿の手は耳を覆っているのか。延宝年間の作。
  長遠寺④
 境内にある六地蔵である。傷んだ六地蔵の前に新しい六地蔵が祀られている。六地蔵の世代交代である。
  長遠寺⑤
 手水鉢の後ろには数多くの石仏が祀られている。蝉時雨の中に立つ観音菩薩である。
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  2. 路傍祠
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青面金剛のLandscape 165

大田区南馬込 中井谷熊野神社、湯殿神社
   中井谷熊野神社①
 大田区南馬込四丁目の路傍である。石積擁壁の中に石段が見える。中井谷熊野神社の参道である。
  中井谷熊野神社②
 石段を登ると、ブランコの向こうに青面金剛が祀られている。
  中井谷熊野神社③
 桜の大木の根元に建つ。六臂の合掌像である。端正な像である。三猿は菱形パターン。享保年間の作。今号は大田区南馬の神社にある青面金剛の報告である。
  湯殿神社①
 こちらは大田区南馬込五丁目の路傍、湯殿神社の参道入口である。
  湯殿神社②
 鳥居の手前の小屋根の下に地蔵尊などと並んで青面金剛が祀られている。
   湯殿神社③
 宝暦年間の六臂合掌像である。
   湯殿神社④ 
 邪鬼はふてくされ、三猿は気ままなポーズで、楽しげである。
  湯殿神社⑤
 社殿に至る石段の上には、真夏の木漏れ日がいくつもの円を描いていた。
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  2. 青面金剛
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門のLandscape 33

草加市神明 東福寺
   東福寺①
 草加市神明一丁目、旧日光街道の路傍、東福寺の参道である。
  東福寺②
 御影石の門柱の上にはひびの入った碍子がある。かつては電燈でも付いていたのだろう。
  東福寺③
 山門である。桟瓦葺の四脚門である。草加市指定有形文化財。
  東福寺④
 各所に見事な彫刻が施されている。後藤常重の作である。
  東福寺⑤
 山門をくぐると左手に供養塔、地蔵尊と並んで青面金剛が祀られている。ショケラ持ちの六臂の剣人像である。側面には享保年間に造立され、弘化年間に再建されたと彫ってある。その120年ほどの間に何があったのだろう。路傍学会の興味は尽きない。
  東福寺⑥
 首を捩じり、邪鬼はもがいている。水木しげるが描く「大かむろ」を連想させる。二鶏は三猿の下に彫られている。
  東福寺⑦
 重軽不動明王である。参拝前にこの不動明王を持ち上げ、次に願いを込めて参拝してから持ち上げ、前より軽く感じられれば、願いが叶うという。201541日号で報告した東京・北区の王子稲荷神社にある「御石様」と同様に、軽重で願い事の成就を占うものである。
  東福寺⑧
 旧日光街道の路傍に鋼材で補強された石柱がある。明治44年に埼玉県が設置した道路元標である。千住、越谷など各地への距離が記されており、道標としての機能を持っている。道路の反対側には草加宿の本陣跡を示す石碑が建っていた。この辺りが草加宿の中心地であったのだろう。
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神社のLandscape 133

大田区山王 山王厳島神社
   山王厳島神社①
 大田区山王四丁目の路傍である。大田区立弁天池児童遊園の入口に厳島神社の社号標、鳥居が建っている。
  山王厳島神社②
 鳥居の先には遊具とともに手水鉢も見える。
  山王厳島神社③
 これは児童遊園のジャングルジムの上から撮った1枚である。入口にある一の鳥居をくぐり、二の鳥居を経て、橋を渡り参拝する。以前訪れた時には橋を渡った所の扉が閉じていたが、今回は参拝することができた。社殿前には大正時代に奉納された狛犬や常夜灯がある。
  山王厳島神社④
 社殿の脇障子である。この切り抜きは何を表しているのだろう。千鳥ではないし、雲か?
  山王厳島神社⑤
 社殿の裏側である。この厳島神社が、池中の島に鎮座していることがわかる。
  山王厳島神社⑥
 隣接している大田区立山王花清水公園の中である。奥に御神水の表示がある。ここの湧水が弁天池の水源となっているようだ。遠くから子供の遊ぶ声が聞こえてきた。
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  2. 神社
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界隈のLandscape 6

草加市神明 宿篠葉神明神社界隈
   宿篠葉神明神社①
 草加市神明一丁目、旧日光街道の路傍、宿篠葉神明神社である。草加宿の総鎮守である。
  宿篠葉神明神社②
 神明鳥居の笠木と貫の上面は、耐久性を高めるため銅板で覆われている。
  宿篠葉神明神社③
 かつての鳥居の礎石である。几号水準点が刻まれている。東京~塩釜間の水準測量を実施した時に刻まれたものである。草加市内には、2015118日号で報告した市の南部に位置する富士浅間神社の手水鉢と、市北部に位置するこの神社の2か所に几号水準点がある。
  宿篠葉神明神社④
 地元の功労者を顕彰する胸像の近くにある力石である。割れているものある。残念な気持ちがする。扱いが粗末な印象である。
  宿篠葉神明神社⑤
 旧日光街道の路傍にある丸形ポストである。もちろん現役である。「郵便差出箱1号(丸型)」が正式名称。
  宿篠葉神明神社⑥
 草加と言えば煎餅の町である。メッセージ入りの煎餅が店頭で販売されていた。
  宿篠葉神明神社⑦
 草加松原である。神明神社の北を流れる綾瀬川沿いの旧日光街道の松並木である。20143月に「おくの細道風景地」として国の名勝に指定された。
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  2. 界隈
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青面金剛のLandscape 164

松戸市二ツ木宮前 蘇羽鷹神社
   蘇羽鷹神社①
 松戸市二ツ木宮前の水戸街道の路傍、蘇羽鷹神社である。
  蘇羽鷹神社②
 境内に続く坂道を上るとかつて活躍した消防ポンプが大切に保存されていた。大正時代に地元の人々から寄付されたものである。
  蘇羽鷹神社③
 石段を上ると左手に庚申堂がある。中には延享年間の青面金剛が祀られている。ショケラ持ちの六臂の剣人像である。仰向けの邪鬼は胸を踏みつけられている。
  蘇羽鷹神社④
 庚申堂の脇には力石も納められている。
  蘇羽鷹神社⑤
 庚申堂と手水鉢の背後にも庚申塔が並んでいる。
  蘇羽鷹神社⑥
 79日号で馬橋王子神社の個性的な邪鬼を報告したが、ここの邪鬼もなかなかである。安永年間の邪鬼である。体を捩じりもがく。右手で鼻を掻いているのか。三猿も自由である。
  蘇羽鷹神社⑦
 文政年間の邪鬼である。髪を振り乱し、主尊の衣を強く引いている。こちらの三猿も自由なポーズである。
  蘇羽鷹神社⑧
 参道の反対側にも色々な講の石碑などが並んでいる。その中に青面金剛もある。
  蘇羽鷹神社⑨
 ショケラ持ちの六臂の剣人像である。大変奥行のある厚い石材を用いている。力強い像である。こちらは明治年間の作。
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  2. 青面金剛
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神社のLandscape 132

大田区山王 山王日枝神社
    山王日枝神社①
 大田区山王一丁目、池上通りの路傍、山王日枝神社である。
  山王日枝神社②
 入口の石段の右手に建つ国旗掲揚塔である。昭和14年の建立であるが、使われてはいない。
  山王日枝神社③
 社殿の左手には末社の稲荷社が二社ある。
  山王日枝神社④
 鳥居の先にある文政年間に建てられた庚申塔である。「まごめ」と読める。上部には盃状穴が穿たれている。
  山王日枝神社⑤
 山王稲荷社の右手である。二基の青面金剛が祀られている。どちらも六臂合掌像である。左が貞享、右が元禄年間の作。手前に石造の狸があるが、その所以はわからない。
  山王日枝神社⑥
 社殿の脇障子には梅の花と実に堂々とした鯉が彫られている。  
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神社のLandscape 131

松戸市中根 中根妙見神社
   中根妙見神社①
 松戸市中根の路傍、中根妙見神社である。
  中根妙見神社②
 拝殿の右手に浅間大神、庚申塔、富士登山記念碑などが並んでいる。その中に二手の青面金剛が祀られている。
  中根妙見神社③
 左手にショケラを持っている。台石は随分埋もれてしまい、三猿の顔だけがかろうじて見える。
  中根妙見神社④
 邪鬼は諦観の表情である。邪気の下には講の人々の名が並ぶ。
  中根妙見神社⑤
 棟瓦には妙見神社の文字が並んでいる。611日号で報告した安房須神社でも同様に文字が並んでおり、同じ大工の手によるのかと思ったが、安房須の文字は右から書かれており、やはり違うのだろう。
  馬橋駅①
 撮影を終え、馬橋駅で電車を待っていると、流山電鉄の旧西武の車両が進入してきた。
  馬橋駅②
 馬橋駅のホームからは鉄道用品株式会社のワムも見える。
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  2. 神社
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青面金剛のLandscape 163

松戸市馬橋 馬橋王子神社
    馬橋王子神社①
 松戸市馬橋の路傍、馬橋王子神社前である。正面にあるべきはずの社殿がない。平成2510月に原因不明の出火で焼失したという。
  馬橋王子神社②
 平成30年秋の再建を目指して準備が進められていた。 
     馬橋王子神社③
 境内に入ると左手に庚申塔群が並んでいるのが見える。手前に二基の青面金剛が祀られている
  馬橋王子神社④
 二基とも大変ダイナミックな像であるが、左から2番目の像である。左の邪気は仰向けになっている。伸ばした左手の指は4本である。右の邪鬼は懸命に逃れようとしている。このような動きのある二邪鬼は初めてである。宝暦年間の作。
  馬橋王子神社⑤
 左側の邪鬼である。頭を踏みつけられ無念の顔か。こちらは明和年間の作。
  馬橋王子神社⑥
 御神木の切り株の奥にも庚申塔群が並んでいる。写真の左側、覆い屋の下には千葉県内最古の石祠型道祖神が安置されている。
  馬橋王子神社⑦
 石祠型道祖神の右側の青面金剛の邪鬼である。この邪鬼は随分ゆったりと構えている。
  馬橋王子神社⑧
 これは寛延年間の青面金剛の邪鬼である。這い出そうとしている。この邪鬼の右手の指も4本である。
  馬橋王子神社⑨
 上の写真のさらに奥、道標を兼ねる青面金剛の邪鬼である。狗的である。今回報告した5基の青面金剛は様々な理由でこの神社に集められてきたものであるが、みな個性的な邪鬼である。青面金剛からますます目が離せず、路傍学会の興味は尽きない。
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  2. 青面金剛
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