Landscapes by the roadside

路傍学会


青面金剛のLandscape 167

台東区今戸 慶養寺・瑞泉寺

 今号は台東区の今戸界隈にある青面金剛の報告である。

  慶養寺①

 まずは、台東区今戸一丁目の路傍、慶養寺の山門である。山門前の両側に力強い仁王像が安置されている。

  慶養寺②

 本堂の左手の奥に青面金剛が祀られている。

  慶養寺③

 舟形光背を持つ六臂像である。顔、手の一部が損なわれているが丁寧に彫られている像である。手にしているものは何だろう。延宝年間の作。台東区の有形民俗文化財に指定されている。

  慶養寺④

 境内には雷神像も祀られていた。

  瑞泉寺①

 こちらは今戸二丁目の路傍、瑞泉寺の山門前である。

  瑞泉寺②

 本堂前の左手、自動車の後ろに青面金剛が祀られている。

  瑞泉寺③

 上部が欠損し日月が失われているが六臂像である。右手に宝鈴を持っている。

  瑞泉寺④

 邪鬼と三猿はゆるい三角形に納まっている。面白いデザインである。邪鬼は合掌しているようである。元禄年間の作。こちらも台東区の有形民俗文化財である。

  熱田神社

 すぐ近くにある熱田神社には「陰陽丸」という刀身280㎝、全長368.5㎝に及ぶ大太刀があるという。境内からはスカイツリーが見えた。

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青面金剛のLandscape 166

三郷市茂田井 茂田井熊野神社
   田茂井熊野神社①
 三郷市茂田井の路傍、茂田井熊野神社前である。幟立に「無量」の文字が見えるが、ブロック塀で見えない手前の幟立には「神徳」の文字がある。奥に見える鳥居は安永年間に奉納されたものである。
  田茂井熊野神社②
 提灯を吊り下げた叉木は、幟立のような構造の石に建っている。常に固定されているのだろうか。
  田茂井熊野神社③
 社殿の右手奥には石碑群がある。中央にある大きな石碑は三峯大権現である。ほかに雷電社、井戸水神宮などがある。この石碑群の右側に青面金剛がある。
  田茂井熊野神社④
 小振りな六臂の合掌像である。側面には安永年間の紀銘年が刻まれている。右に見えるものは何だろう。下部に三猿が見える。その上には「尊」の文字がある。青面金剛尊だろうか。周囲にそれらしい石片は無かった。
  田茂井熊野神社⑤
 小太りでちんまりした邪鬼である。三猿は見えない。台石に彫られていたのだろうか。
  三郷二丁目①
 三郷駅に向かう途中、三郷市三郷二丁目の路傍で祠を見つけた。
  三郷二丁目②
 正面から見てみると青面金剛が祀られていた。
  三郷二丁目③
 ショケラ持ちの六臂の剣人像である。彫りの深い像である。紀銘年は側面に彫ってあるのだろうか、不明である。
  三郷二丁目④
 邪鬼と三猿である。邪鬼は隆々として力強い。こうした思いがけない出会いが街歩きの醍醐味である。
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青面金剛のLandscape 165

大田区南馬込 中井谷熊野神社、湯殿神社
   中井谷熊野神社①
 大田区南馬込四丁目の路傍である。石積擁壁の中に石段が見える。中井谷熊野神社の参道である。
  中井谷熊野神社②
 石段を登ると、ブランコの向こうに青面金剛が祀られている。
  中井谷熊野神社③
 桜の大木の根元に建つ。六臂の合掌像である。端正な像である。三猿は菱形パターン。享保年間の作。今号は大田区南馬の神社にある青面金剛の報告である。
  湯殿神社①
 こちらは大田区南馬込五丁目の路傍、湯殿神社の参道入口である。
  湯殿神社②
 鳥居の手前の小屋根の下に地蔵尊などと並んで青面金剛が祀られている。
   湯殿神社③
 宝暦年間の六臂合掌像である。
   湯殿神社④ 
 邪鬼はふてくされ、三猿は気ままなポーズで、楽しげである。
  湯殿神社⑤
 社殿に至る石段の上には、真夏の木漏れ日がいくつもの円を描いていた。
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青面金剛のLandscape 164

松戸市二ツ木宮前 蘇羽鷹神社
   蘇羽鷹神社①
 松戸市二ツ木宮前の水戸街道の路傍、蘇羽鷹神社である。
  蘇羽鷹神社②
 境内に続く坂道を上るとかつて活躍した消防ポンプが大切に保存されていた。大正時代に地元の人々から寄付されたものである。
  蘇羽鷹神社③
 石段を上ると左手に庚申堂がある。中には延享年間の青面金剛が祀られている。ショケラ持ちの六臂の剣人像である。仰向けの邪鬼は胸を踏みつけられている。
  蘇羽鷹神社④
 庚申堂の脇には力石も納められている。
  蘇羽鷹神社⑤
 庚申堂と手水鉢の背後にも庚申塔が並んでいる。
  蘇羽鷹神社⑥
 79日号で馬橋王子神社の個性的な邪鬼を報告したが、ここの邪鬼もなかなかである。安永年間の邪鬼である。体を捩じりもがく。右手で鼻を掻いているのか。三猿も自由である。
  蘇羽鷹神社⑦
 文政年間の邪鬼である。髪を振り乱し、主尊の衣を強く引いている。こちらの三猿も自由なポーズである。
  蘇羽鷹神社⑧
 参道の反対側にも色々な講の石碑などが並んでいる。その中に青面金剛もある。
  蘇羽鷹神社⑨
 ショケラ持ちの六臂の剣人像である。大変奥行のある厚い石材を用いている。力強い像である。こちらは明治年間の作。
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青面金剛のLandscape 163

松戸市馬橋 馬橋王子神社
    馬橋王子神社①
 松戸市馬橋の路傍、馬橋王子神社前である。正面にあるべきはずの社殿がない。平成2510月に原因不明の出火で焼失したという。
  馬橋王子神社②
 平成30年秋の再建を目指して準備が進められていた。 
     馬橋王子神社③
 境内に入ると左手に庚申塔群が並んでいるのが見える。手前に二基の青面金剛が祀られている
  馬橋王子神社④
 二基とも大変ダイナミックな像であるが、左から2番目の像である。左の邪気は仰向けになっている。伸ばした左手の指は4本である。右の邪鬼は懸命に逃れようとしている。このような動きのある二邪鬼は初めてである。宝暦年間の作。
  馬橋王子神社⑤
 左側の邪鬼である。頭を踏みつけられ無念の顔か。こちらは明和年間の作。
  馬橋王子神社⑥
 御神木の切り株の奥にも庚申塔群が並んでいる。写真の左側、覆い屋の下には千葉県内最古の石祠型道祖神が安置されている。
  馬橋王子神社⑦
 石祠型道祖神の右側の青面金剛の邪鬼である。この邪鬼は随分ゆったりと構えている。
  馬橋王子神社⑧
 これは寛延年間の青面金剛の邪鬼である。這い出そうとしている。この邪鬼の右手の指も4本である。
  馬橋王子神社⑨
 上の写真のさらに奥、道標を兼ねる青面金剛の邪鬼である。狗的である。今回報告した5基の青面金剛は様々な理由でこの神社に集められてきたものであるが、みな個性的な邪鬼である。青面金剛からますます目が離せず、路傍学会の興味は尽きない。
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